前回はスマートデバイスの導入ライフサイクルについて、「6、アプリケーション導入」から「8、セキュリティ対策」までをご紹介しました。
主に、アプリケーション導入後に必要となる、管理やセキュリティを確認しました。
今回は引き続き後編ということで、「9、保守サポート&コール」から「11、デバイス廃棄・入替」までを順番にご紹介します。
スマートデバイスを使い始めてしばらくすると「動作がおかしい」「電源が入らない」など、様々な障害の報告が企業の情報システム管理担当者のもとにくるでしょう。ハードウェアの障害、操作間違いなど、現象は様々です。
スマートデバイスの導入に最低限の障害はつきものです。しっかりとした対応組織やフローを備えておくことをお薦めします。
サポート対応のポイントを挙げてみましょう。
<参考>
開発元/提供元:OrangeOne株式会社
製品名:MDM Rescueプラス
開発元/提供元:AOSテクノロジーズ株式会社
製品名:AOSスマートヘルプデスクサービス
スマートデバイス導入後、社員の悩みとして出てくるのが「使い方がよく分からない」「この機能を使ってよいのかどうか分からない」という、操作や機能に関しての疑問です。
特に携帯電話からスマートフォンへ移行した場合は、使い勝手が分からず苦労するものです。
もちろん、社内の問い合わせ窓口に問い合わせてもらうのもよいですが、同じような問い合わせが色々な社員から入ったり、社員が何でも質問してくるケースが想定されます。
そこで、1つの解決策として、基本機能や標準アプリケーションに関するマニュアルを作成し、それらを社内Webで公開してしまう方法が挙げられます。
また、新入社員や中途社員のために、定期的に勉強会や講座を開くのもよいでしょう。
OSのバージョンアップや、新しいアプリケーションの導入などを継続的に実施させることが、社員にスマートデバイスという武器を有効に使ってもらうキーになります。
PC向けにPCスクールがあるように、スマートデバイス向けにも全国各地のスクールでの講習や、スマートデバイス利活用の法人向け講座の講師派遣が行われています。
ご希望の日程・内容にて講座を開催することが可能なようですので、是非活用してみてはいかがでしょうか。
<参考>
・一般社団法人 ICT能力開発協会
さて、スマートデバイスの導入から使用、教育までご紹介してきました。
一巡して、導入したデバイスの廃棄や新しいデバイスへの入替が発生する時期がやってきます。
ここでは、廃棄・入替に関しての注意点を記載したいと思います。
<参考>
・Androidバックアップツール
開発元/提供元:ソースネクスト株式会社
製品名:超保存
・スマートフォン用データ消去製品
開発元/提供元:株式会社ブランコ・ジャパン
製品名:Blancco Mobile Edition
・スマートフォンデータ消去サービス
開発元/提供元:AOSテクノロジーズ株式会社
サービス名:Smart119
以上、スマートデバイス導入サイクル11フェーズの「9、保守サポート&コール」から「11、デバイス廃棄・入替」までをご紹介しました。
先日AppleからiPhone 5が発売されましたが、技術は今や日進月歩から秒進分歩。
ここに記載されていることが全てではありません。
今後もスマートデバイスの導入を検討する際に、こちらの記事の内容を参考の上、最新の情報を収集していただき、スマートデバイスをより安心して活用していただけますと幸いです。
この記事に掲載されているデータは2012年11月07日時点のものです。
[掲載日:2012/11/07]